愛犬好きオタクのおもちゃ箱ブログ

愛犬のポメラニアンを溺愛するオタクです。多趣味で色々なことをやっているので、ジャンル問わず様々なことを書いていきます。定期的に愛犬の写真は、UPしようと思っています。興味がある内容の時は、ぜひ読んでください!

遺書、公開。

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 今日は、最近面白いと思った漫画を紹介します。Twitterとかのプロモーションでも流れているので知っている人もいるかも知れませんが、陽東太郎さんの「遺書、公開。」です。コミックスは、5巻まで出ていますが、まだ完結していません。プロモーションで知って、漫画アプリで試し読みができたのですが、その試し読みで面白かったために、満喫で全巻読んでしまいましたw

 

 簡単なあらすじを載せておきます。

 新学期、灰嶺中学2年D組のクラスメイトに教師を含めた全員の序列が記された「2-D序列」という謎のメールが送られてくる。クラス中がそのメールに注目する中「1位」の姫山椿がその空気を変えた。その日を境に姫山はクラスの中心となっていく。その姫山椿がある日突然、自殺をしてしまう。悲しみに暮れるクラスメイト達が姫山の葬儀から教室に戻ると、全員の机の上に姫山からの「遺書」が置かれていた。クラスメイト達は姫山の自殺の原因を明らかにするため、それぞれ自分の遺書を公開していく。 その結果、2年D組の闇が次々と暴かれていく。

 

 クラスの人気者が自殺をしたことで物語が始まります。大体いじめられてた子が自殺することで、復讐という軸で物語が進む作品が多い中、クラスの人気者が自殺したことで物語が始まるのが珍しいです。後日クラスメイト全員の机に人気者の姫山からの遺書が置かれるのです。クラスメイト達は、その遺書を公開することで自殺した理由を探ろうとするのですが、遺書を公開することで自殺の原因よりもクラスメイト達の闇や人間性が浮き彫りになっていきます。しかし、遺書自体は、送り相手を気にかけたような内容だったり、感謝を伝えている内容に思えるのですが、主観だけでなくクラスメイトの客観的視点が入ることで、別の意味が出てきたりします。その裏の意味がわかったときにすごいなと思いました。漫画なのですが、ストーリー自体は、小説のようなので、ミステリー好きな方は是非一度読んでみてください。文章で見せる漫画だと感じたので、叙述トリックとかが好きな人はハマると思います。